別居9年の有責配偶者からの離婚請求

判決

福岡高判平成16年8月26日
離婚請求を棄却。

事案

X(夫)とY(妻)は、昭和48年12月に婚姻し、昭和50年3月に長女、
昭和57年に長男が生まれた。
Xは婚姻前に交際のあったC(相手の女性)と再会し、平成6年8月頃には、男女関係を
持つようになり、Xは平成6年6月に福岡への転勤のため単身赴任して以来、Yと別居している。
Xは、平成12年4月に離婚請求訴訟を提起したが棄却判決を受けた。
Xは、平成14年11月に再度離婚請求を提起した。

判旨

XとYの関係が破綻した直接の原因は、Xの不貞行為にある。同居期間21年に対し別居期間
9年間は相当の長期とまではいえない。XとCとの間には子供がおらずCとの間の婚姻関係の形成
を要する緊急の要請もない。Yは離婚によって経済的に困窮することが容易に予想される等
の理由から本件離婚請求は、信義誠実の原則に照らし容認することは出来ない。

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